Amazon WorkSpacesを使ってみた

AmazonのVDIサービスであるAmazon WorkSpacesがどんなものか触ってみましたので使い方を紹介します。

 

Amazon WorkSpacesは、AWSのマネジメントコンソールの右下の方にあります。

 

WorkSpacesの画面に切り替わると「Launch WorkSpaces」ボタンがあるのでクリックします。

 

 

WorkSpacesを使うためにディレクトリサービスが必要です。

 最初はDirectoryのプルダウンメニューをクリックしても何もないので、

「Create a new Directory」をクリックして新たに作成します。

 

ディレクトリセットアップの画面になります。ここで作成したいディレクトリを指定します。普通のMicrosoftのActiveDirectoryも選べますし、MicrosoftのActiveDirectory互換のSimple ADというのも選べます。また既に存在する外部のADとも連携できます。

ここはとりあえずお試しですのでSimple ADを使ってみます。「Create Simple AD」をクリックします。

 

 

ディレクトリの詳細情報を入力します。入力例の通り入力すればOKです。

 

 

VPCとSubnetsの指定が必須なのでプルダウンから選択してください。

選択できたら「Next Step」をクリックします。

 

 

Review画面で内容を確認し誤りがなければ「Create Simple AD」をクリックします。

 

StatusがCreatingとなります。少々時間がかかりますが２、３分待つとStatusがActiveとなります。

 

 

再度WorkSpacesの画面に移り、「Launch WorkSpaces」をクリックします。

 

するとDirectoryのプルダウンメニューに、先ほど作成したディレクトリが表示されていますのでそのまま「Next Step」をクリックします。

 

ユーザを作成する画面になりますのでユーザ名等の情報を入力してから、「Create Users」をクリックします。

 

ユーザは直ぐに作成され、画面最下部に表示されます。「Next Step」をクリックします。

 

Select Bundleの画面でスペックやOfficeの有無、言語などを選択し、「Next Step」をクリックします。 

 

最後にドライブを暗号化するか決定します。

 

レビュー画面で問題なければ、「Launch WorkSpaces」をクリックします。 

 

 

WorkSpacesが作成されますが、暫く時間が掛かります。20分ほど経つとStatusがPENDINGからAVAILABLEに変わります。

 

 

AVAILABLEになったら接続してみましょう。

作成したWorkSpaceを選択して、ActionsからInvite Userをクリックします。

するとユーザに指定したメールアドレスに接続情報が書かれたメールが送信されます。

 

 

 

 

メールには、接続用ソフトのダウンロードリンクと、接続に必要なレジストレーションコード、そしてユーザ名が記載されています。

 

 

 

１のリンクをクリックすればユーザ名などの基本情報が入力された画面になりますので、任意のパスワードを決定し「ユーザの更新」をクリックします。

 

 

接続ソフトのダウンロード画面になります。

ご自分の端末に応じた接続ソフトをダウンロードします。

 

 

ダウンロードできたらインストールし起動します。

Sign in画面が出たらユーザ名とパスワードを入力してサインインします。

 

無事接続が成功するとAmazon WorkSpacesのデスクトップ画面が表示されます。

Winverで確認するとWindows 7でなく、Windows Server 2008 R2のDatacenterであることが分かります。

 

エクスプローラーで見るとCドライブがありません。

 

 

正確にはCドライブは存在しないわけではありません。

エクスプローラーで見えないだけでちゃんとあります。

 

 

簡単に使えますのでVDIを試してみたい方は一度使ってみてはいかがでしょうか。

 

AWSエキスパート養成読本[Amazon Web Servicesに最適化されたアーキテクチャを手に入れる! ] (Software Design plus)

Amazon Web Services実践入門 (WEB+DB PRESS plus)

Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド